アーユルヴェーダはなぜ6000年前から存在し、今でも西洋医学があるにも関わらず、パンチャカルマは存在するのでしょうか。現代医学が主流の日本では考えられない「治療法」とは。
パンチャカルマは、治療であると同時に、自身の自己免疫力を高めるためのものです。パンチャカルマは日本ではまだまだ認知度が低いですが、インドでは社会的地位もあり、立派な「治療」です。

アーユルヴェーダの中でのパンチャカルマは非常に重要な位置づけですが、残念ながら、まだ日本ではきちんとした情報は少なく、以前よりトリートメントを受けにインドに来る人は増えましたが、パンチャカルマの認知度はまだまだです。注射や投薬、やってもレントゲン(これは検査ですが)ぐらいしかやった事がない日本人にとってパンチャカルマ療法は衝撃的ですが、慣れると問題ありません。パンチャカルマを4種類体験した筆者の経験と共にパンチャカルマをわかりやすく書いていきます。
治療と一言にいうと日本人的感覚として、病気になってからのもの、と思いがちですが、アーユルヴェーダでの「治療」は健康な時にも行うという認識があります。私達のような現代医学の知識が「常識」となっているものにとって、この認識の違いは誤解をまねく事もあります。あくまでアーユルヴェーダの治療は健康な時から行うものであり、車のメンテナンスと同じです。今日はそのあたりといろいろ書いてみました。
アーユルヴェーダで一番の最小単位は五元素です。いわゆる私達が物事を考える「元」になります。この五元素の組み合わせが「ドーシャ」につながりますが、どうもドーシャが先行してしまいがちです。でもそれは途中から危険だと感じる事があります。ドーシャを五元素の組み合わせだと理解していないと矛盾が生じるからです。今日はその辺をゆるく書いています。
五元素と聞いてすぐ、空、風、火、水、土と思い浮かぶ方は、ふとした日常で感じる事ができてるのかもしれません。私達の体はまさに五元素からできていて、人間だけはなく、世界にあるものすべてが、この5元素でできている、という理論は、初め全く理解できませんでした。

アーユルヴェーダの5元素の定義は、何度説明しても足りないと思うぐらい、何回聞いても飽きません。ヴァータ、ピッタ、カファの前にこの5元素を知れば知るほど、他の事を勉強するときに役たちます。
アーユルヴェーダスクールで必ずといってでてくる5元素。避けて通れない、でも必ず覚えてほしい5つの元素の特徴と違い。どうして、これが必要なのか、アーユルヴェーダのはじめの一歩について書きます。
アーユルヴェーダは、6000年前に生まれたものだといわれていますが、実際には当時たくさんの学者や聖職者が哲学、考古学、医学、天文学などありとあらゆることを考えていた、その中の一つがアーユルヴェーダです。しかし、時代を超えても尚6000年前とそんなに変わらない、それはなぜでしょう。

今日は、アーユルヴェーダの歴史に少しふれたいと思います。テキストでは4つの経典の名前がでてきます。所説ありますが、インド神話やヨーガ哲学、インド哲学、ヒンズー教などと関係が深い事がここで分かります。

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