5つの(panch~パンチ)行為・治療(Karma~カルマ)という意味です。
5つの浄化法は
①ヴァマナ(嘔吐療法)
②ヴィレチャナ(下剤療法)
③バスティ(浣腸療法)
④ナッシア(鼻オイル療法)
⑤ラクタモクシャン(採血療法)
を意味します。
パンチャカルマは、ストレスや心身に蓄積された毒素を効率的に排出し、トリ・ドーシャ(ピッタ・ヴァータ・カファの3つのドーシャ)のバランスを取り戻すものです。
体の機能をデトックス(浄化法)を用いて元に戻すという治療です。
治療目的の場合7日、14日、21日となっています。これは、体組織の形成される期間が関係しています。
使用されるハーブや薬用オイルは患者さんに合わせて調合されます。
※効果は個人差があるため、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。
目次
アーユルヴェーダのトリートメントは「健康な人」も「病気の人」も受けられる施術です。
こんな方に向いています。
アーユルヴェーダ治療は、生活改善がとても重要です。個室または2人一部屋の病室で栄養管理からトリートメントまですべて病院内に設置されています。湖のほとりにある広大な敷地の中で生活していただきます。
「パンチャカルマ14日間トリートメントコース」の実施場所は、マディヤプラディッシュ州の州政府が運営するアーユルヴェーダ大学の大学病院です。12種類の専門分野のアーユルヴェーダ医師が終結し、インド人はもちろん海外からの患者さんをみています。
確かな技術と調薬。それはご自身で実感していただけるでしょう。
インドが初めての方や英語が話せない方でも、日本人サポートがありますので安心です。
また、トリートメント後は食事指導、日常生活改善など1か月間にわたるオンラインサポートがついています。
施設名 クシラール アーユルヴェーダホスピタル(マッディヤプラディシュ州政府認定機関)
場所 MP州 ボパール
AYUSH省、およびMP州が運営するアーユルヴェーダカレッジと病院が併設されているパンチャカルマセンターです。一般のインド人の患者さんの他にも国内外から治療に来ています。
渡印前 |
LINEやZOOMなどでオンライン相談を行います。航空券手配やビザ申請のお手伝いも致します。気になる点はなんでもお問合せください。 |
1日目 |
インド入国後、国内移動のため少し休憩。到着は翌日の夕方ごろです。 |
2-14日目 |
問診、トリートメント開始。メニューを確定します。トリートメントと毎日の生活習慣を行いながら、午後は自然を満喫しながら、アーユルヴェーダの基礎を学んだり、日本語でアーユルヴェーダトリートメントに関する学習をしていきます。またハーブや自分に処方された薬の説明も受けられます。 |
15日目 16日目 |
ボパールから主要都市へ出発。 |
帰国後 | 処方されたお薬を飲みながら日常へ。食事と毎日の生活習慣を見直しを行います。LINE通話など利用した1か月経過観察です。 |
インドでせっかくパンチャカルマを受けるなら、その理由や仕組みがどうなっているか知っているとより高い効果が得られます。アーユルヴェーダを知らない方でも日本人が丁寧にオンラインコンサルを行います。(無料)
内容例
日本帰国後
その他
「そのままその薬を飲み続けても、病気そのものは良くならないよ。」
ドクターに言われた言葉だ。
今回、私はマノジドクターの下でアーユルヴェーダの治療、パンチャカルマを受けた。きっかけは、10年以上前からの生理不順だった。
生理不順と一口に言ってもケースは様々だが、私の場合はとにかく生理が来ない。
はじめのころは数日から数週間だったが、大学時代には3ヶ月近く生理が止まり、病院でホルモン注射を受けたこともあった。しかし、大学時代は講義にバイトに駆けずり回っており、医師からも特に治療の必要性について案内がなかったこともあり、そこまで深刻に考えていなかった。
さらに、社会人になってもその傾向は続いていたが、今度は仕事の忙しさゆえに、自分自身を見返る余裕がなくなっていた。しかし、そんなことも長くは続かない。社会人になって数年、今度は3ヶ月以上待っても生理が来なくなった。さすがに焦って別の病院を訪れたところ、排卵障害を起こしていることが分かった。
原因は色々な説があるらしいが、私の場合は体質的なものだと診断された。そこで、医師から低容量ピルの服用を勧められた。
しかし、私にはピルが体質に合わなかったのか、最初のころは副作用がきつかった。足がパンパンにむくみ、体はだるく、情緒不安定になった。ピルの種類もさまざまなので、いくつかの種類を試した後、何とか通常の生活を送れる程度に合ったものを見つけた。
しばらく飲み続けていると、確かに生理はピルの周期通りに来るようになった。しかし、調子が良いと思ってピルの服用を止めると、また生理が止まる・・・堂々巡りだった。
その後私は結婚し、大好きな人と一緒にいられるのは幸せだったが、自分の体のことを思うと、子どもを授かることが出来るか不安だった。新居の近くの婦人科で再びピルを処方してもらうようになり、診察を受けたところ、排卵障害とともに子宮が後屈していることも分かった。医師からは、どちらも不妊になる原因だと指摘された。
習得できるマッサージを自分でも受けてみたいと思っていた。自分の体もよくなればと思ったからだ。スタッフに「ドクターに相談して治療をしてみては?」と勧められた。
渡印後、ドクターに相談すると冒頭のあの言葉をいわれたのだ。
自分でも分かってはいた。私の場合、ピルの処方はあくまで対処法であって、根本解決にはなっていないことを・・・。
インドでは、男性患者は男性のドクターに、女性患者は女性ドクターに治療してもらうのが一般的だ。しかし、私は非常に熱心に指導してくれたマノジドクターを信頼していたので、マノジドクター本人に主な治療をしてもらうことを希望した。
マノジドクターからの提案で、私がドクターの下で指導を受ける約1ヶ月を使い、まずは体内に溜まっている不要なものを取り除こうということで、パンチャカルマを行うことになった。
大まかなスケジュールは、以下の通りだ。
1週目:Virechan(下剤療法)
2週目:生理中のため休憩
3-4週目:Basti(浣腸療法)
下剤療法は、呼んで字のごとく下剤を使用するのだが、いきなり下剤を服用するわけではなく、その準備のためにAbyanga(薬用オイルによる全身マッサージ)とSweda(薬用スチーム)を行う。これを5日間続けた後、6日目に下剤を服用する。
しかし、誤解しないでほしい。マッサージと言っても、これはリラクゼーションではなく治療である。スチームの際は、はしご状になった木製ベッドに横たわり、顔だけを外に出す。勢いのあるドクターのマッサージは、不思議と心地良く、時に「イタ気持ちいい」。
スチームは顔が出ているので苦しさがなく、ハーブの香りに癒され、冷え性持ちでもある私には最高の心地良さだった。もちろん、この時に使用されるハーブは、個々の体質に合ったものをドクターが処方してくれる。 また、ドクターは常にこちらの様子を確認しながら進めてくれるし、姿勢がつらくないか、何か問題ないか、などを配慮しながら進めてくれるので、安心して身を任せることが出来た。
また、AbyangaとSwedaに平行して、毎朝薬用ギーをお湯に溶かして服用する。これは、後に服用する下剤よりも緩やかなデトックス効果が期待出来る。味は、バターに近いものの、決して美味しいとは言えないため、少量の砂糖を入れることを許された。
私は便秘とは無縁であり、どちらかというと下痢体質であることを申し出たところ、1日目は20g飲むことになった。2日目、30gに増やすと水のように下ってしまったため、20gに戻して継続することになった。もともと便秘体質ではない私だったが、より不要なものが外に出やすくなったようで、心なしか少し体が楽になったように感じた。
6日目、この日はドクターから処方された下剤を服用し、1日ゆっくり滞在先で過ごす。下剤は私の体質に合わせ、通常の半分以下の量を渡されていた。前日にドクターから食事のメニューや過し方について細かい指示があり、それに沿って進めた。下剤服用後、以下のような症状があらわれた。
5分経過
一回目のトイレ。通常通り。
45分経過
下痢が始まった。しかし、下痢と言っても排泄物が体外にストンと落ちる感覚であり、お腹を壊したときのような痛みや不快感はない。不思議な感覚だ。
1時間経過
同じく下痢。薬が少し多かったのか、吐き気を感じる。
1時間経過
下痢とともに嘔吐。この辺りから、寒気やだるさで本を読む余裕もなくなっていった。
2時間経過
下痢と嘔吐。嘔吐するとは思っていなかったため、心配でドクターに電話する。確認したところ、問題ないのでそのまま続けるように指示される。それとともに、何か不安なことがあればいつでも電話をしていいと言われる。ドクターの気遣いが嬉しく、安心することが出来た。
2時間10分経過
下痢。
2時間15分経過
この辺りから水のような下痢になる。吐き気はおさまってきた。
2時間半経過
この辺りから量が少なくなり、山は越えたと感じる。
2時間40分経過
ここで下痢が一度止まる。ここでチャイを飲む。
3時間5分経過
下痢。
3時間10分経過
下痢が落ち着き、食欲がわいてきたため、液体に近いペースト状のおかゆを食べる。この日は、これ以外食べてはいけない。しかし・・・素っ気無いおかゆのなんておいしいことか!体に染み渡る優しさに、心まで潤っていく感覚だった。
7日目、少し下痢が続いているものの、その他はすっかり回復。この日は、段々と通常食に戻すための準備段階であり、やわらかいおかゆに豆のスープカレーを食すことが出来る。
8日目、下痢もおさまり、通常のご飯にマサラで軽く炒めた野菜、チャパティを食べられるようになる。
9日目には通常食だが、今までに比べ、食事が数倍おいしく感じられる。また、アレルギー性鼻炎持ちで鼻炎薬が手放せない私だが、以前に比べてその症状が軽くなったように思えた。
浣腸療法は、下剤療法とは違い初日から浣腸を行うが、AbyangaとSwedaを施した後になされる。しかし、先に下剤療法をやっていたため、今回のAbyangaとSwedaは全身ではなく、必要部位のみに特化したものとなった。浣腸には、ハーブ抽出液とオイルを用いる。ハーブ抽出液のみの方がデトックス効果は高いが、やはり私の体質に合わせ、これとオイルを1日交代で計7日間行った。
どちらも、ホースのような管を使って肛門から体内に入れる。少しすると便意を感じるためトイレに走ることになるが、下剤療法と同様、腹痛を起こしたときの嫌な感覚は皆無である。これに使用される管は、患者個人専用のものとなるため、衛生面でも安心だ。
女医であるキルティドクターは、さまざまな面で女性に対する配慮があり、何度もトイレに行かなくてはならない状況ながら、安心して治療に集中することが出来た。
すべての療法を終えた後、ドクターから「成功だね」と言われた。特に大きな体重の変化などはなかったが、体調はよかったため、安心して帰国することが出来た。
帰国後、ドクターとメールのやり取りを続けた。ちょうど滞在中に来た生理後からピルの服用を中止していたが、通常のサイクルから約1週間遅れで自然な生理が復活した。
自然な生理が来たのは、数年ぶりのことだった。その後、子どもを授かるためのアドバイスも受けることが出来た。性行為のタイミングや食事に関することなど、あらゆる面でかなり細かい内容だったが私も出来る限りそれに従うようにした。
1ヶ月目は夫の仕事の都合などもあり、すべてのアドバイスを守ることが難しかった。しかし、2ヶ月連続で自然な生理が来た。通常通りの生理が続けて来たのは覚えていないほど前のことであり、逆にこれには驚かされた。
さらに驚いたのはその翌月・・・妊娠が発覚した。
正直、もう何ヶ月かは様子を見なくてはならないと思っていたため、これは驚き以外の何ものでもなかった。ドクターはもちろん、Nomadasiaスタッフも心から喜んでくれ、それを受けて驚きから嬉しさに実感を変えることが出来た。妊娠後、アーユルヴェーダの授業で学んだ自分の体質に関する内容を見直し、主に食事に関して出来る限り体質に合ったものを選んで食べるように心がけた。
もちろん、妊婦なのでダイエットはせず、必要な栄養素は取るように心がけた。体重が多すぎる私だったが、自分の体質に合った食事をしているためか、出産までの体重増加も日本の医師から指示されていた規定範囲に収めることができ、助産師さんからもお褒めの言葉を頂くほどだった。
ドクターとのやり取りも続けていたため、困ったときや疑問があるときは、その都度メールでアドバイスを受けていた。ドクターはどんな些細なことでも、熱心かつ快く答えてくれた。Nomadasiaスタッフも度々連絡をしてくれた。
そして、私は無事出産し、その後1ヶ月ほどで体重が10kg落ちた。
それは病気でもなんでもなく、体脂肪も減り、腰痛も軽減し、出産前後の検査も正常な数値を示していた。妊娠中もアーユルヴェーダにそって自分の体質に合った食事法を心がけ、体重管理を行ったためだと考えられ、妊娠前よりも健康的な体になっていた。
日本では、不妊症のためのきれいな施設や即効性のある薬は、他にいくらでもある。
しかし、私はインドでアーユルヴェーダの治療を通して、健康的な身体と子供を授かることができた。何より嬉しかったのは、いまだにやり取りを続けているドクターとNomadasiaスタッフの熱心さと心遣いだ。滞在中のサポートをしてくれるのは普通なのかもしれないが、帰国後も継続してフォローを行ってくれる・・・これが本当のアットホームというものではないだろうか?
コース受講後1年たっても「お子さんは元気?」「この前、休暇で旅行に行ってきたよ」など、何気ないメールのやり取りがいまだに続いている。こちらからの質問にも、丁寧にアドバイスをくれる・・・もうひとつ私が授かったのは、「かけがえのない財産」・・・
それは第二の家族、第二の故郷なのだ。
(ヴァギラティ医療法人にて施術 )
せっかくインドに来たのだからアーユルヴェーダ以外にも楽しみたい!という方へ。事前にご希望で滞在中に下記のようなオプションを組み込むことができます。※別途有償
1 |
世界最大級イスラム教モスク見学 | ボパールのタージウルマスジットは世界で最も大きなモスクで有名です。 |
2 |
ラクシュミナラヤン寺院と博物館 | ラクシュミー(吉祥天)を祭る女神様たちの寺院。博物館があり、12世紀にまでさかのぼる古代彫刻の素晴らしいコレクションがあります。 |
3 | アーユルヴェーダカウンセリング | トップクラスの医師たちによるコンサルティング。専門ごとに分かれており、体の悩みや、食生活のアドバイスなどができます。 |
4 | 日本語で学べるインド文化クラス | アーユルヴェーダとヨガ、サリー着付けやインド料理などを織り交ぜた特別講座を日本語で学べます。 |
5 | トライバル(少数部族)博物館 | マッディヤプラディシュ州に存在する少数部族や民族の衣装や文化を伝える博物館。 |
6 | インドローカルマーケットショッピング | アーユルヴェーダ薬やスパイス、インド服や雑貨など、地元の人でにぎわうローカルマーケット探検 |
7 | 安心・安全ショッピングモール探検 | インドのショッピングモールは近代的な大型商業施設です。ばらまき土産や自分のための買い物を楽しめます。 |
8 | ボパール 湖探検 | 湖が有名なボパール。ジェットボートやボートを楽しむ家族づれでにぎわっています。子供時代に戻って楽しく水遊び。 |
9 | インド家庭料理体験 | まずは現地の野菜を買うところから。いろんな野菜の名前や料理の仕方を体験しながらスパイスの使い方を学んだり、チャパティを作ってみます。 |
一日の流れ |
朝の浄化、チャイやハーブティー |
軽めの朝ごはん (都合により前後します) |
トリートメント (都合により前後します) |
昼ごはん |
自由時間 |
晩ご飯・トリートメント |
自由時間 |
就寝 |
料金に含まれるもの
施設での宿泊費、食事代、トリートメント費用、トリートメント材料費、ボパール空港から施設までの往復送迎費、アーユルヴェーダ受講費、各種日用品(バスタオル、ソープ、シャンプー、トイレットペーパー)、日本人サポート費用
料金に含まれないもの
インドへの航空券、病院以外での食事、国内移動費用、現地スタッフへのチップ、個人的に購入するお土産など、処方される薬代、個人で使用される日用品、ビザ申請費用など。
ノマダシア 田澤友貴
アーユルヴェーダコーディネーター。「アーユルヴェーダをインドで学ぶ」にこだわり様々なクリニックでの問診や講義のサポートを行う。自身もパンチャカルマやアーユルヴェーダダイエットなどの実験を繰り返しつつ、ブログとSNSを通してインドやアーユルヴェーダの情報を発信している。
料金 24万9000円(税込) 1名様 トリートメント治療費・滞在費・食費込み
Q ボパール空港まではどうやっていきますか?
A 日本からインドへいくルートはいくつかありますが、デリーが便が多く無難です。他の主要都市を経由して、ボパール空港へ向かうこともできます。デリー発着の場合、国内線手配をサポートすることもできますのでお気軽にご相談ください。
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Q 延泊や前のりするといくらかかりますか?
A 前のり/延泊は、1泊 4500円(3食付)です。トリートメントはありません。
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Q 期間中、生理がきたら施術を受けられますか。
A 受けられません。始まりから最低3日の出血ピーク時は施術ができません。その際は期間中のトリートメントスケジュールを変更し、学習時間に充てるなど、臨機応変に対応いたします。
※真に恐れ入りますが、この場合による返金等はできかねますのでご注意ください。
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Q 細かいことをたくさん知りたいのですが。
A お気軽に無料オンライン相談をご利用ください。LINEまたはZOOMでご説明しています。詳しくはオンライン無料相談まで。
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1.お申込みフォームを送ると、メールにて質問などが可能です。また無料説明会もLINEで承ります。
2.キャンセル規定はこちらに記載している内容となります。ご確認ください。
4.天変地異などでやむを得ず変更、中止になる場合は、お申込金額のご返金となります。
◆Nomadasia ノマダシア◆
【電話でのお問い合わせ】IP電話 050-5539-9544 (営業時間 :平日 13時から22時まで)
【メールでのお問い合わせ】info@nomadasia.net
【Skypeでのお問合せ】ID: Tomoki Nomadasia でメッセージをお送りください。
【LINEでお問合せ】https://line.me/ti/p/